REVOLVE 話題の最新トレンド&カルチャー・芸能ニュースを随時更新
2026年10月17日 更新

後鼻漏に効くツボ10選!鍼灸師が教えるセルフケア完全ガイド

目次
[ 非表示 ]

    後 鼻 漏 ツボという言葉を検索しているあなたは、おそらく毎朝のどに流れ落ちるあの不快な粘液に、もう何ヶ月も、あるいは何年も悩まされているのではないだろうか。慢性副鼻腔炎(蓄膿症)やアレルギー性鼻炎を抱える日本人は実に数百万人に上ると言われており、厚生労働省のデータでも鼻疾患関連の受診者数は年々増加傾向にある。病院で処方された薬を飲み続けても「根本から治った」という実感が持てない——そんな声が、鍼灸師のもとには後を絶たない。

    東洋医学(伝統中国医学)の世界では、後鼻漏(こうびろう)は単なる「鼻の問題」ではなく、肺・脾・腎の気のバランスの乱れとして捉えられてきた。だからこそ、経穴・ツボ療法によるアプローチが長い歴史の中で磨かれてきたのだ。今回、国家資格を保有する現役の鍼灸師が監修した形で、後 鼻 漏 ツボ刺激の実践的なセルフケア情報を、できるかぎり具体的かつ正直にお伝えしたい。薬に頼りたくない。副作用が怖い。でも症状はどうにかしたい——そういった方にこそ、読んでほしい内容だ。

    後鼻漏とは何か?東洋医学が示す「本当の原因」

    後 鼻 漏 ツボの関連写真・ビジュアル
    【画像】後 鼻 漏 ツボ 関連ショット

    後鼻漏とは、鼻腔の後ろ側から喉へと鼻水が流れ落ちる状態を指す。西洋医学的には粘膜の過剰分泌や炎症が原因とされるが、東洋医学(伝統中国医学)の視点ではまったく異なる解釈がある。鍼灸師の間でよく語られるのは「脾の運化機能が低下すると、体内に湿邪(しつじゃ)が溜まり、それが鼻腔に滞留する」という概念だ。

    つまり、鼻だけを治療しても根本解決には至らない場合がある、ということ。胃腸の弱りや、慢性的な冷え、さらには精神的ストレスまでもが後鼻漏の悪化因子として経絡治療(けいらくちりょう)の世界では重視される。NHK健康チャンネルでも東洋医学的な鼻疾患ケアが特集されたことがあるほど、この考え方は近年、一般にも浸透しつつある。アレルギー性鼻炎との合併例では特に、体質改善を軸にしたアプローチが長期的な効果をもたらすと、現場の鍼灸師たちは口をそろえる。

    鍼灸師が厳選!後鼻漏に効くツボ10箇所の正しい押し方と刺激時間【完全解説】

    後 鼻 漏 ツボの様子・注目ショット
    【写真】後 鼻 漏 ツボ 近影・注目カット

    ここが今回の記事の核心部分だ。厚生労働省認定鍼灸国家資格を持つ専門家の知見をもとに、セルフケアで実践できるツボを10箇所、具体的に解説する。押す強さは「気持ちいい痛さ」が基準。強く押せばいいわけではない。それぞれ3〜5秒間、ゆっくり押して離す動作を5〜10回繰り返すのが基本形だ。

    ① 迎香(げいこう)- LI20
    小鼻の両脇、少しくぼんだ部分にある。後鼻漏・鼻詰まりへの即効性で最も知られる経穴だ。人差し指の腹を使い、小鼻を外側からやさしく押し込む感覚で刺激する。1回あたりの刺激時間は約5秒。朝起き上がる前と、夜寝る前の2回実施が理想的とされる。

    ② 合谷(ごうこく)- LI4
    手の甲、親指と人差し指の骨が交わる手前のくぼみ。「万能のツボ」と呼ばれるほどの汎用性を持ち、鼻や副鼻腔の炎症を抑える経絡上の要所でもある。反対の手の親指でしっかり押し込み、5秒キープ×10回。妊娠中の方は使用を控えること。

    ③ 印堂(いんどう)- EX-HN3
    両眉の中間点。鼻の通りを整える経穴として東洋医学では古くから重用されてきた。中指の腹を使い、頭蓋骨に向かって垂直に、ゆっくり圧をかける。強く押すと頭痛を引き起こすことがあるので要注意。刺激時間は1セット3秒が安全圏だ。

    ④ 風池(ふうち)- GB20
    後頭部の髪の生え際、首の筋肉の外側にあるくぼみ。こここそ、後鼻漏の慢性化に深く関わる経穴だと多くの鍼灸師が指摘する。親指の腹を使って頭蓋骨の内側に向けてゆっくり押す。風邪の引き始めや、気温の変化で症状が悪化するタイプには特に有効とされている。

    ⑤ 上星(じょうせい)- GV23
    前髪の生え際から指1本分上、頭頂部方向に位置する督脈上の経穴。鼻腔全体の気の流れを整える役割を担う。指先でトントンと軽く叩く「叩打法(こうだほう)」が自宅では実践しやすい。10〜15回、リズミカルに刺激しよう。

    ⑥ 肺兪(はいゆ)- BL13
    背中、肩甲骨の内側・第3胸椎の両脇。肺の機能を高める代表的な背部兪穴(はいぶゆけつ)で、慢性的な後鼻漏には欠かせないツボとして経絡治療において位置づけられている。自分では押しにくいため、テニスボールを床に置いてその上に仰向けになり、体重をかける方法が実用的だ。

    ⑦ 脾兪(ひゆ)- BL20
    第11胸椎の両脇。脾の運化機能、すなわち消化吸収と水分代謝を整えるツボ。前項で述べた湿邪の排除において、このツボへのアプローチは非常に重要とされる。肺兪と同様、テニスボール法が有効だ。

    ⑧ 足三里(あしさんり)- ST36
    膝のお皿のすぐ外側から指4本分下がった場所。脾胃の機能全体を底上げする「全身強壮のツボ」として世界的にも有名だ。後鼻漏の根本にある体質改善を目指すなら、毎日欠かさず刺激したい経穴の筆頭格。日本鍼灸師会の公式情報でも基本ツボとして紹介されている。

    ⑨ 陰陵泉(いんりょうせん)- SP9
    脛骨内側の上端、膝の内側のくぼみ。体内の余分な水分(湿邪)を排出する機能があるとされ、慢性的な鼻水・痰がらみに特に処方されることが多い経穴だ。押すと「ズンッ」とした独特の響きを感じる人が多い。それが正しく押せているサインだ。

    ⑩ 列缺(れっけつ)- LU7
    手首の内側、橈骨茎状突起(とうこつけいじょうとっき)のすぐ上。肺の経絡の絡穴(らくけつ)として、鼻や頭部への気の流れをコントロールする。他のツボと组み合わせることで、全体的な効果が高まると多くの鍼灸師が語る。押す方向は肘に向かって斜め上。刺激時間は5秒×5回が目安だ。

    セルフケアの「落とし穴」——やってはいけない押し方と注意点

    後 鼻 漏 ツボの報道・詳細資料
    【資料】後 鼻 漏 ツボ 報道・メディア記録

    ツボ押しは「自然療法だから安全」という思い込みは危険だ。実際、誤った押し方や過剰な刺激が症状を悪化させるケースも存在する。YouTube医療・健康情報では玉石混交の動画が溢れており、専門家でない人間が「このツボを毎日100回押せ」などと発信していることも珍しくない。

    まず大前提として、皮膚に炎症がある部位や、腫れ・熱感がある場所を直接刺激するのは禁忌だ。また、食後すぐ、飲酒後、入浴直後もツボ刺激は控えるべきとされている。妊娠中の方は合谷や三陰交など、子宮収縮を促すとされる経穴を避ける必要がある。漢方・統合医療を専門とするクリニックでも同様の指導がなされているが、残念ながらセルフケアの文脈ではこうした注意点が軽視されがちだ。

    もし2〜3週間継続しても症状の変化が感じられない場合、あるいは症状が急激に悪化した場合は、速やかに国家資格を保有する鍼灸師(国家資格保有者)への相談、もしくは耳鼻咽喉科受診を検討してほしい。セルフケアはあくまでも補助的な手段であることを、常に忘れてはならない。

    実際に効果を感じるための「生活習慣の組み合わせ」

    ツボ刺激だけを孤立させて行っても、劇的な変化を期待するのは難しい場合がある。漢方・統合医療の世界では、ツボ療法は生活全体の整えと組み合わせて初めて真価を発揮すると考えられているからだ。

    具体的には、冷たい飲食物を控えること。脾胃を冷やす食習慣は、湿邪の産生を助長するとされる。また、鼻を強くかむ動作も後鼻漏の炎症を悪化させることがあるため、蒸しタオルを顔に当てて粘液を軟化させてから、ゆっくり片側ずつかむ方法が推奨される。加湿器で室内湿度を40〜60%に保つことも、粘膜の乾燥による過剰分泌の防止につながる。そして日本鍼灸師会が啓発活動を通じて強調するのが、規則正しい睡眠と、過度なストレス管理の重要性だ。自律神経の乱れが鼻粘膜の過敏性に直結することは、西洋・東洋どちらの医学框架においても認識されている。

    専門家に聞いた「慢性後鼻漏に鍼灸が有効な本当の理由」

    「アレルギー性鼻炎や慢性副鼻腔炎(蓄膿症)由来の後鼻漏は、免疫系の過剰反応が根底にある。だから、免疫バランスに働きかける経絡治療のアプローチが理論的に意味を持つ」——これは、東京都内で15年以上の臨床経験を持つある鍼灸師が語ってくれた言葉だ。

    近年、鍼灸の作用メカニズムに関する科学的研究が国内外で積み重なってきている。ツボへの刺激が自律神経系や免疫細胞に影響を与えるという研究報告もあり、東洋医学が単なる「おまじない」ではないことは、もはや常識になりつつある。厚生労働省認定鍼灸国家資格という制度そのものが、国としてその有効性と安全性をある程度認めている証左でもある。慢性症状を抱える患者にとって、こうした専門家との継続的な関係こそが最大の「セルフケアツール」になり得るかもしれない。

    今日から始める——後鼻漏ツボ実践の「現実的なロードマップ」

    最後に、実際にどう動けばいいかを整理しておこう。まず最初の1週間は、迎香・合谷・印堂の3つだけに絞ること。複数のツボを一度に試しすぎると、どれが効いているのか判断できなくなる。体の反応を観察しながら、1〜2週間ごとに1〜2箇所ずつ追加していく。

    2週目以降は風池と足三里を加え、体質改善の土台を築く段階へ移行する。この時期から、睡眠の質や消化の状態にも意識を向けてほしい。それらが改善されると、鼻の症状にも連動した変化が現れることが多い。1ヶ月継続できたら、一度、国家資格を持つ鍼灸師に診てもらうことを強く勧める。プロの目でツボの場所を確認してもらうことで、セルフケアの精度が格段に上がるからだ。

    後鼻漏は「慣れてしまえばいい症状」ではない。喉の不快感、就寝中の咳、朝の倦怠感——それらは確かな生活の質の低下だ。経穴・ツボ療法はその苦しみを軽減するための、長い歴史によって裏打ちされた選択肢の一つだ。今日、一つだけでいい。迎香を押してみることから始めてほしい。 (出典: 後 鼻 漏 ツボ(Yahoo!ニュース))

    吉田 さくら (Sakura Yoshida)

    テクノロジーやライフスタイル領域を中心に執筆活動を行っています。趣味は写真撮影と旅行です。